
自然界は、この3つの条件の中で、種どうしがお互いかかわりあって色とりどりになりました。ミツバチが花の蜜を吸って繁殖し、花もミツバチに受粉してもらうことで増えていくように、生物多様性は、多種多様な生き物がかかわりあって暮らしている状態のことをあらわす言葉です。

今、地球全体で生きものたちが次々と姿を消しています。
それは恐竜絶滅時の4000万倍のスピード。どんな時代も絶滅は起きることだけど、このスピードは尋常じゃない…。
なぜ?原因は、簡単なこと。
森がなくなれば、クマたちは生きていけない。
農薬だらけの田んぼでは、コウノトリは生きていけない。
川や池をコンクリートで固めてしまうとカエルたちは生きていけない。
人間だって同じ。人が食べる野菜や穀物の80%を受粉してくれるミツバチが、この星を去ってしまったら生きていけない。
みんな他の生きものとのつながりが消えたら生きていけないのです。
開発による自然破壊、戦争、海や森から資源を取りたい放題、こんなこと続けていたら未来は?
紙、食糧、石油、輸入材、知らない場所から運ばれてくるものに、取り囲まれているわたしたちのくらしが、多くの生物種を絶滅に追い込んでいるみたい…
多くの種が絶滅してくことは、めぐりめぐってヒトにも影響してきます。衣食住はもちろんのこと、わたしたちが当然のこととして享受している大気や水、豊かな大地も他の生物たちが作り出しているのです。
生きものの絶滅をくいとめて種の多様性を守ろうと、1992年にリオで開催された地球サミットで生物多様性条約が締結され、18年間話し合いが続いてきました。それでも生態系の破壊や種の絶滅は止まらない…もう国益や利権のことばかり考えている場合じゃないところまできています。生物多様性を守るためには、地球規模的な発想に切り替えなくてはならない時代に突入!
今年2010年は、大きな節目の第10回目COP10が名古屋市で開催されることに決定。10月11日から29日まで、世界から約200ヶ国が集まり真剣に話し合われます。
こんな大事なこと、わたしたちひとりひとりにもかかわる地球の一大事を国におまかせでいいのかな?大丈夫かなぁ。